秋は台風が接近しやすい季節。
天候の急変や気圧の変化によって、身体や心の調子が揺らぎやすいと感じる方もいるのではないでしょうか。
「気圧が下がると頭痛やだるさが生じる」
「ニュースを見るだけで心がざわつき、漠然とした不安を感じる」
といった悩みはありませんか?
9月26日は、過去に大きな被害をもたらした台風が相次いで襲来したことから、「台風襲来の日」と呼ばれることも。
1954年の洞爺丸台風、1958年の狩野川台風、1959年の伊勢湾台風はいずれも9月26日に関係しています。
この日は、災害への備えを見直すとともに、「気圧の変化による不調に備えること」、そして「防災の備えを通じて、自分の人生で本当に大切なものを見つめ直す機会」として捉えてみませんか?
この記事では、「低気圧による体調不良(気象病・低気圧不調)の仕組みとケア」「無理のない現実的な防災備蓄のコツ」「揺らぐ心を整えるマインドセルフケア」について紹介します。
9月26日は台風襲来の日!気圧の低下が40代女性の心身に影響を与える理由
台風が近づくと、「頭が重い」「古傷が痛む」「強い眠気や不安感を覚える」といった症状が現れることがあります。
気圧や気温、湿度などの気象の変化と体調不良には関連があると考えられており、こうした不調は「気象病」や「天気痛」と呼ばれることも。
また、症状の現れ方や原因は人によって異なります。
「耳の内耳」が気圧の変化を感知する仕組み
耳の奥にある「内耳(ないじ)」は、音を聞く働きだけでなく、身体のバランスを保つ働きにも関わっています。
内耳には気圧の変化を感知する仕組みがあると考えられており、気圧の変化が脳に伝わることで、頭痛やめまいなどの不調につながる可能性が研究されています。
女性ホルモンの変化と体調の揺らぎ
40代以降は、女性ホルモンの変化に伴い、睡眠の質や気分、身体の調子が揺らぎやすくなることがあります。
特に更年期には、ほてりや発汗、寝つきの悪さ、気分の変化などが現れる場合も。
こうした変化に加え、気象の変化や仕事、家事、睡眠不足などが重なると、体調の不調を感じやすくなることも考えられます。
ただし、女性ホルモンの変化によって気圧への感受性が高まると一概には言えません。
頭痛や気分の落ち込み、倦怠感が続く場合は、気圧だけを原因と決めつけず、必要に応じて医療機関に相談しましょう。
気圧低下に負けない!「低気圧不調」を和らげる3つのセルフケア
気圧の変化そのものを止めることはできませんが、日頃の生活習慣を整えたり、心身を休めたりすることで、不調と付き合いやすくなることがあります。
ここでは、無理なく取り入れやすいセルフケアを3つ紹介します。
「耳ほぐしマッサージ」でリラックスする
耳の周りを優しくほぐすことで、気分転換やリラックスタイムのきっかけを作りましょう。
ただし、耳のマッサージによって内耳の血流が改善し、気圧センサーの過剰反応が抑えられるといった効果が確実に確認されているわけではありません。
心地よいと感じる範囲で、優しく行ってみませんか?
耳を強く引っ張らず、ゆっくりと試してみましょう。
①両耳の耳たぶを指でつまみ、上・下・横へそれぞれ5秒ずつ優しく引っ張ります。
②耳を横に引っ張ったまま、後ろに向かってゆっくり5回回します。
③耳全体を掌で包み込み、円を描くように優しくマッサージします。
※痛みや違和感がある場合は、無理に続けないようにしましょう。
首の後ろ(風池のツボ周り)を温める
首や肩のこわばりが気になるときは、温かいタオルなどで首の後ろを優しく温めるのも一つの方法。
温めることで、筋肉の緊張が和らぎ、リラックスできることがあります。
ただし、首を温めることが頭痛や自律神経の不調を直接改善するとは限りません。
心地よさを感じる程度の温度で、無理なく取り入れましょう。
カフェインやアルコールとの付き合い方を見直す
気圧の変化に伴う頭痛が気になるときは、カフェインやアルコールとの付き合い方を見直してみるのもよいでしょう。
カフェインは頭痛を和らげる目的で使われることもありますが、摂取量や体質によっては睡眠に影響したり、過剰摂取や急な中断が頭痛につながったりする場合があります。
アルコールも、人によっては頭痛のきっかけになることがあります。
そんな時は、温かいハーブティーなどのノンカフェイン飲料を選び、ゆっくり過ごすのもおすすめです。
ペパーミントやカモミールなどは、香りや温かさを楽しむリラックスタイムに取り入れてみましょう。
※ハーブティーも体質や服薬状況によって合わない場合があります。
妊娠中や持病がある方、薬を服用している方は、種類によって注意が必要です。
日常の延長で備える!大人女性のための「フェーズフリー防災術」
「防災用品をゼロから完璧に買い揃える」と考えると、負担が大きく感じられます。
そこで取り入れたいのが、平時と非常時の境界をなくし、普段の暮らしで使うものを災害時にも役立てる「フェーズフリー」という考え方。
日常の買い物や暮らしの工夫を通じて、無理なく備えを整えていきましょう。
「ローリングストック」で普段の買い物を備えにする
特別な非常食だけでなく、日常的に食べている缶詰、レトルト食品、乾麺、ミネラルウォーターなどを少し多めにストックしておく方法です。
◎実践法
賞味期限が古いものから日常の食事で消費し、減った分を買い足します。
これを繰り返すことで、無理なく備蓄を維持しやすくなります。
飲料水や食料は、家族の人数や状況に応じて必要な量を確保しておきましょう。
災害時には物流が止まる可能性もあるため、普段から少しずつ備えておくことが大切です。
停電や断水時に役立つ「生活の快適品」をチェックする
避難生活や在宅避難では、衛生面や睡眠環境を整えることも大切。
普段から使い慣れているものを備えておくと、非常時にも役立つことがあります。
◎用意しておくと安心なアイテム
水を使わないドライシャンプーや拭き取り用ウェットシート
使い捨てカイロや防寒具
非常用簡易トイレ・携帯トイレ
モバイルバッテリーや充電ケーブル
生理用品、常備薬、眼鏡など、自分に必要なもの
※簡易トイレは、断水や排水設備の不具合に備えて、家族の人数や使用回数を考慮しながら準備しておくと安心です。
※アロマオイルなど香りのあるものは、避難先で周囲の人への配慮が必要になる場合もあります。
持ち出し品は、避難先や状況に合わせて選びましょう。
不安を和らげる!自分にとって「本当に大切なもの」を見つめ直すマインドケア
災害のニュースや荒天の音を聞くと、心がざわつくことがあります。
それは、危険を察知して身を守ろうとする反応の一つ。
不安に飲み込まれそうなときは、無理に気持ちを抑え込まず、「今、自分にできること」に意識を向けてみましょう。
「コントロールできること」と「できないこと」を分ける
◎コントロールできないこと
台風の進路、気圧の変化、過ぎ去った過去
◎自分で取り組めること
ハザードマップの確認、窓や雨戸の点検、飲料水や非常用品の準備、温かいお茶を飲んでひと息つくこと
自分では変えられない外部の出来事について考え続けるのを少しお休みして、「今、自分ができる小さな準備やケア」に意識を向けてみましょう。
また、窓の補強や避難の判断などは、自治体や気象庁などの情報を確認し、安全を最優先に行うことが大切です。
「持ち出しリスト」を通じて自分の価値観を整理する
「もし避難するなら、リュックに何を入れるか?」を考えることは、「自分にとって何が大切か」を見つめ直すきっかけにもなります。
家族の写真、お気に入りの本、手帳、心地よい香りのアイテムなど、自分にとって心の支えになるものを考えてみましょう。
また同時に、非常持ち出し品は安全に避難するためのものです。
荷物が重くなりすぎないように、飲料水や常備薬、身分証明書などの必要なものを優先し、余裕があれば思い出の品などを加えるとよいです。
自分にとって大切なものを認識しておくことは、慌ただしい日常の中でも自分軸を保つ助けにな。
【Q&A】台風の日の過ごし方・気圧ケアに関するよくある質問
Q1:台風が近づくと理由もなく不安になります。どう過ごせば良いですか?
A:安全確保に必要な情報を確認したうえで、情報から少し離れ、五感を落ち着かせる時間をつくってみましょう。
災害ニュースやSNSを長時間見続けると、不安が強まることがあります。
まずは気象庁や自治体などの情報を確認し、避難情報や警報が出ていないかを把握しましょう。
そのうえで、必要な情報を確認できる状態を保ちながら、スマートフォンを置いてひと息つく時間をつくるのも一つの方法です。
温かい飲み物を飲んだり、静かな音楽を聴いたりして、今いる場所の安全を確認しながら、気持ちを落ち着けてみてください。
不安が強く、日常生活に支障が出る場合は、身近な人や専門家に相談することも大切です。
Q2:気圧の変化で頭痛がしそうな時、薬を飲むタイミングは?
A:頭痛の種類や薬によって適切なタイミングが異なるため、医師や薬剤師に相談し、自分に合った対処法を確認しておきましょう。
片頭痛などでは、痛みが強くなる前の段階で薬を使うことが勧められる場合があります。ただし、すべての頭痛に当てはまるわけではありません。
市販の鎮痛薬や漢方薬(五苓散など)を使用する場合も、症状や体質、持病、服薬状況によって適否が異なります。
頭痛が繰り返し起こる場合は、頭痛の種類を確認するためにも医療機関への相談を検討しましょう。
突然の激しい頭痛や、手足のしびれ、ろれつが回らない、意識の異常などを伴う場合は、速やかに救急医療につなげることが大切です。
まとめ:備えることは、明日への安心を自分に与えること
9月26日の「台風襲来の日」をきっかけに、今日から始められる気圧ケアとマインドセルフケアについてお伝えしました。
低気圧による不調には、気象の変化や内耳の働きなどが関係している可能性がある
耳ほぐしや首元の温めは、無理のないリラックス習慣として取り入れる
フェーズフリーやローリングストックなど、日常の延長で無理なく防災の備えをする
「自分にできること」に意識を向け、心の落ち着きを取り戻す時間をつくる
防災準備を通じて、自分や家族にとって「本当に大切なもの」を再確認する
身の回りの安全を整え、自分の身体を労わる準備をしておくことは、先々の自分に「安心」を贈ることにつながります。
天候の変化に寄り添いながら、今日という日を落ち着いた気持ちで過ごしてください。
次回予告:9月27日は「世界観光の日」!
明日9/27のテーマは、【9/27世界観光の日】心の「プチ観光」で脳を休める!40代からの睡眠ケア&自律神経リセット術です。
国連世界観光機関(UNWTO)が制定した国際的な記念日にちなみ、遠出をしなくても通ったことのない道を歩いたり、旅気分を味わえるハーブティーを楽しんだりして、気分転換を図るセルフケアをお届けします。どうぞお楽しみに!
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